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天聖経9-12


・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 氏家門を救う救世主だと考えるのです。そのためには、金氏家門全体を代表して、祭司長的な責任を 果たさなければなりません。  入籍というものがなければ、天国の国民になることはできません。宙に浮くことになるのです。そ うなればサタンが思いのままに前後、左右、上下から攻撃するのです。今皆さんは、真の御父母様に 代わって、氏族的メシヤの使命をもって自分の父母を解放することのできる立場に立っています。  なぜ氏族的メシヤが必要なのでしょうか。氏族的メシヤがいなければ、家庭基準を中心として連結 されません。連結されなければ皆さんが故郷にいることはできません。先生には故郷がありますが、 皆さんの故郷はないのです。家庭をすべて復帰したならば、今後入籍時代が来ます。入籍時代になれ ば、支派編成が行われ、入籍する順序が決まるのです。先に入籍する人々が兄となり、彼らを先祖の ように侍る新しい体制ができます。全世界がそのようになって初めて地上天国が完成されるのです。  絶対的に氏族的メシヤが必要です。それができない人は、第一・第二アダム圏を連結することがで きません。先生とつながることができません。入籍することができません。ですから、絶対的に氏族 的メシヤが必要です。そのような天の恩寵について何の価値も分からない人は、宝物をもらっても、 その価値あるものをないがしろにします。そのようにいい加減に考える基準に応じて、審判を受ける のです。氏族さえ復帰すれば終わるのです。  祝福を受けることによって、天国への入籍が可能になります。そして、ようやく人間が天国を得る のです。天の家庭を得て、天の氏族、天の民族、天の国家、天の世界を経て、天宙を経て国を得るこ とになり、その国に入籍することによって天国の国民になるのです。真の父母の血族が入籍するはず でしたが、堕落することによって長い歴史を経て世界の中から奪ってこなければならなくなりました。  ですから、ここにおいて氏族的メシヤの責任を果たすことで、イエス様が失敗したことを蕩減復帰 しなければならないのですが、そのためには世界各国に責任をもって、その国を天国に捧げなければ ならないのです。  氏族的メシヤがたくさん現れて、彼らが一つになり、氏族的メシヤを中心として自分の国を復帰す る運動が起こるのです。東で西で、三六〇度で祝福家庭が生まれ、誰が頂上に上るか競争するのです。 天の国に入籍するまでは、先祖の立場を得ることはできません。先祖の立場が得られなければ、いつ 押し出されるか分からないのです。  統一教会に通いながら二十年間に何人を伝道したかということで等級をつけるとすれば、その間一 人も伝道できなかった人は、寄生虫のようなものです。今後入籍するときは、その数を重要視するの です。入籍時代に入るのです。自分の家庭を中心として一族にならなければなりません。アダム家庭 は、アダムの一族です。アダム家庭を中心として考えると、アダム家庭の息子、娘がいて、一族がい るならば、国が形成されるのです。そうなれば、じっとしていても国は形成されるのです。  自分の家庭に息子、娘がいて父母がいるので、三代がいることになるでしょう。自分の縦的な基盤 を中心として、横的には平行に家庭の理想をすべて受け継ぐことのできる、数百、数千の家庭がある のです。それを連結すれば国になるのです。そのままにしておいても国になるのです。世界は、複雑 で困難なものではありません。  統一教会の教団は、氏族です。氏族なのです。私の血が共に動くのです。私が涙を流すならば涙を 流さなければならないし、私が喜べば喜ばなければならないのです。血族なのです。五色人種を超え て、文化背景の異なるすべての国家基準を超えて、壁を打ち破って一つとなった新しい天国を創建す るための民族です。この民族が聖なるものとされるとき、天国の創国(注:国を建てること)が顕現 するのであり、そのような聖なる創国の民族として生きていくとき、創世界がなされ、その世界の上 に天宙的な地上天国と天上天国が連結されるのです。  今、先生は、皆さんにメシヤという名を与えました。氏族的メシヤ! ですから皆さんは、どうす べきでしょうか。メシヤとして何をしなければならないでしょうか。国家的メシヤ、世界的メシヤ、 天宙的メシヤになり得るあらゆる準備をしておきました。山のような大きな宝物を皆さんのために準 備しました。皆さんがメシヤになりさえすれば、宝の山のようなものをすべて相続するのです。水道 管のようなものがつながっていて、水が流れていくように、皆さんに相続させるのです。  氏族的メシヤが安物だとでも思っていますか。賢い先生がメシヤの使命を果たすために一生を捧げ ても到達していないので、恥ずかしく思っているのです。皆さんにとって「氏族的メシヤ」という言 葉は驚くべきものです。イエス様よりも貴い価値ある立場に立つことができるのです。そればかりで なく、統一教会に反対し、誹謗中傷してきた人をも、堕落していないアダムの立場に引き上げてあげ るのです。この世の中に、そのような話がいったいあるのでしょうか。語っているこの文なにがしと いう人は、真の御父母様の位置にあるので、今まで話してきたすべてのことを成し遂げてきました。 92
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 成し遂げられなかったことはありません。 ②百六十家庭完遂は必須  皆さんの一族をすべて祝福家庭にしなければなりません。百六十家庭から百八十家庭です。そうし て初めて入籍するのです。これを中心として国を救うことができるのです。このような時が来たので すが、氏族的メシヤにならなければならないでしょうか、なるべきではないでしょうか。個人の救い の時代ではありません。家庭と、氏族と、国家と、世界が一度に帰ることのできる時になったのに、 家庭的基準で座り込んでしまえばどうなるでしょうか。  祝福を受けた家庭は、氏族的メシヤの使命を果たさなければなりません。イエス様が失敗したこと を、家庭的メシヤを中心として百六十軒、百二十軒を一つにできずに死んだがゆえに、今の時は世界 的舞台で百六十軒を一つにすることによって、イエス様が失敗した基準を中心に、地上に着陸するこ とのできる家庭的メシヤを形成して、堕落していない真の父母の歴史をつくることができるのです。  そうなって初めて入籍がなされます。国に入籍することができるのです。自分の国になるのです。 そうなれば、国に入籍し、戸籍に載るのです。先生は、迫害されながらなしてきましたが、皆さんは、 歓迎されながら百六十軒をなすことができるのです。ですから、先生が反対されながら百六十カ国 やったものを、百六十軒で歓迎されることによって蕩減復帰するのです。  王権時代になったので、多くの国、百六十の国家を中心として、先生が神様の代わりにメシヤを送 るのです。神様は、一人のメシヤを送って今まで救いの歴史を展開してきましたが、先生は、神様の 救いの歴史において地上に着陸し、サタンのいない世の中になったので、平面図上で全世界の祝福家 庭に氏族的メシヤの使命を完遂させるため、世界に配置したのです。この氏族的メシヤが家庭的メシ ヤを引き連れて国に入籍するようになれば、世界に通じる基盤はできるのです。  百六十の国家さえ一つになれば、世界と天宙は自然に一つとなって結ばれるのです。先生は、百六 十の国家を完成したということを知らなければなりません。皆さんがいかにして百六十軒をするかと いうことが問題です。いかにして、氏族的メシヤとして百六十軒を救うかということです。そのよう にして真の父母が百六十の国家を完成したのを連結するのです。ですから登録するのです。そのよう にして皆さんの家庭が回れば、百六十家庭を中心として、国が回り、百六十の国家がすべて一度に回 るのです。ですから氏族的メシヤが必要なのです。  アダム、エバが堕落することによって、アダム家庭を失ったばかりでなく、アダムの一族を失いま した。七代です。七代を経たならば、アダムの一族を中心として、地上天国の基盤を完成するはずで した。七代が神様の血統を中心として結ばれなかったのです。七代だと何千家庭になるでしょうか。 個人・蘇生、家庭・長成、氏族・完成です。これが一つのカテゴリーです。これを切り離すことはで きません。三段階過程です。  ですから、み旨の道では、皆さんは一人で生きることはできません。家庭のために生きるべきであ り、氏族のために生きなければなりません。その氏族を越えることができなければ、世界の国家圏に 加わることができません。氏族編成ができなければ、世界国家、世界版図の上に入籍できないという ことは、皆さん、知っていますね。百六十家庭以上祝福をして、初めて天国に入籍するのです。これ は話だけではありません。このとおりにしようということです。  氏族的メシヤがいなければ、復活し得る重生の橋を失うということを知らなければなりません。氏 族的メシヤが百六十家庭を立てることができなければ、入籍できません。入籍において数千代の差が 開くのです。五十億人類が歴史的代数においての差が開くということを知らなければなりません。で すから、必死に氏族的メシヤの使命を果たさなければなりません。  これからは、真の父母を中心として入籍する人が先祖になるのです。霊界で先祖となって、その主 流氏族とその傍系となる人を中心として、これを編成するようになっているのです。ですから入籍し なければなりません。しかし、ただで入籍できるようにはなっていません。百六十家庭、あるいは百 八十家庭を完了しなければならないのです。これができていない人は、脱落することになります。三 十六家庭とか何とか、それを主張する時代は過ぎたのです。平等化時代が来たので、ここでは誰が先 にその数に入るかが問題なのです。  自己完成というのは、絶対真の愛、絶対真の生命、絶対真の血統、絶対真の良心を完成することで す。そうして堕落後に失った家庭を復帰して、安着するのです。真の父母が安着したので、私たちも 真の父母に従って氏族的メシヤになり、百六十家庭を連結し、百六十カ国を占有するのです。そうす ることによって、天国と地上を自由自在に行き来することができるのです。必ずやこれを相続しなけ ればならないので、運命的というよりも宿命的にしなければならないのです。そうして入籍するので 93
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 す。入籍して初めて皆さんが地上天国、天上天国を所有することができるのです。入籍して初めて 「私の国」、「私の王国」と言えるのです。  入籍する順序で先祖が決まるのです。つまり、誰が早く氏族的メシヤになって、先に入籍をするか によって先祖が決まるのです。イエス様が百二十門徒を登録しようとしたのですが、それができな かったので、再臨時代に百六十家庭を中心として登録しなければならないのです。百八十でもいいの です。みな「百六十家庭がいい」と言って、百八十家庭は願わないので、百六十家庭に定めたのです。 六数はサタン数なので、サタン世界で完成しなければならないのです。四数は理想数です。四数の四 倍は全体を象徴するのです。  皆さんがいかにして百六十家庭をするかが問題です。それが氏族的メシヤの使命です。百六十家庭 を皆さんの家庭を中心として連結するのです。それが失われたアダム家庭を完成することです。百六 十家庭が絶対に必要です。どうして必要なのでしょうか。神様と真の御父母様が勝利したすべてを相 続するためです。相続というのは、すべてが解放されて、神様のようになることです。  皆さんは、氏族的メシヤがそれほどまでに重要だということが分かりましたか。これがなければ、 先生についてくることはできないのです。つまり、天国に行けないということです。それはまた、サ タン世界を解放できないということでもあります。ですから、いかに困難でも氏族的メシヤの使命を 果たさなければなりません。そうしてこそ天国に入籍することができるのです。登録するのです。そ うしなければ入籍することができないのです。  なぜ百六十家庭かというと、これを世界に連結させるためです。ヤコブは十二家庭、モーセは七十 二長老、イエス様は百二十門徒、再臨主は百六十使頭です。使徒の頭ということです。イエス様は使 徒といいました。「使頭」というのは私が初めて使う言葉です。誰も知らない言葉です。日本はエバ 国家なので、先生が知っている秘密をすべて教えてあげました。韓国人、責任者も知らないことまで すべて教えてあげたのです。それで責任が果たせなければ首が飛ぶのです。  百六十家庭を解放できなければ、第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムの勝利圏を相続でき ないのです。一次アダムの分しかしていなければ、二次アダム、三次アダムと関係を結ぶことができ ないのです。来たるべき再臨の主が、一次アダム、二次アダム、三次アダムをすべて完成して、一次 アダム圈、蘇生の基盤さえつくるならば、接ぎ木してあげようというのです。  先生は四十年間迫害を受けながら、百六十カ国に宣教部をつくりました。これからは、祝福を受け た家庭、統一教会のメンバーが氏族的メシヤとなって、百六十家庭を連合しなければなりません。そ れは一つの水晶体、結晶体のようなものです。先生は迫害されながらつくりましたが、今や統一教会 の食口は、迫害されるのではなく、歓迎されながら自分の一族を救うことのできる時が来たのです。 それができないという人は、資格がありません。百六十人に祝福を受けさせて初めて、国に入籍する ための資格ができるのです。カナンの福地に上陸して、国を迎えることのできる立場に立つのです。  世界が先生の言うことさえ聞いていたならば、一九五二年から地上に平和の世界が、天国ができて いたはずです。今日、皆さんに語っている「氏族的メシヤ」を派遣していたことでしょう。そうして いたならば、全世界のキリスト教徒は八億ですが、世界の八億の人が先生の側にいるのですから、一 つの町内に一軒、一家三代がみな氏族的メシヤということになるのです。そうすればサタン世界は、 完全に退くのです。そうして憲法を中心として、すなわち今後の世界をいかにして治めるかという憲 法を制定して、治めるようになっているのです。  ですから今後、家庭を中心にどう進むべきかということは、まだ教えていないのです。一つ知って おくべきことは、大移動の時代が来るということです。先生の言う氏族的メシヤとなって、百六十家 庭を祝福した家庭は入籍が可能です。先生を一代として、二代、三代、四代というように、先祖を定 めるのです。先祖を立てれば王権ができるのです。王権の血族をつくらなければなりません。  実績のない人は、神様には必要ありません。愛を中心とした実績がなければなりません。ですから、 皆さんも三十六家庭、七十二家庭、百二十家庭、一族を率いてこそ天国に行くことができるのです。 それができなければ入籍はできません。原理がそうなっています。そうですか、そうではありません か。三十六家庭という威信を掲げていますが、ただ掲げているのではありません。恐ろしい立場なの です。サタンも誰かをつかまえて、その前で攻撃するかもしれません。 3.天国の支派と族譜編成  今後、皆さんが天国に登録するという新しい出来事が起こることでしょう。戸籍に載せなければな りません。戸籍に載せるためには、国がなければなりません。国がなければ入籍することができませ ん。  国がどんなに重要かを知らなければなりません。国があってこそ、その国を通して神様が思いどお りになさることができ、そうして初めて私たちにも迫害圏であるサタン世界を踏み越えることのでき 94
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 る基盤がつくられるのです。ですから、食べるときも、何をしていても、いつも国のことを考えなけ ればなりません。 戸籍が変わらなければなりません。戸籍を新しくつくらなければなりません。サタン世界の戸籍は、 すべて滅びるのです。それは、地獄圏に属するものです。ですから、天国の戸籍に入籍し直さなけれ ばならないのです。今日、それをはっきりと知って、今後私たちの取るべき姿勢を整えて、私たちの 周辺にこの事実を伝えなければなりません。そのために、中心存在はいつも投入して忘れなければな りません。  天国に新しい族譜が編成されるとき、入籍が行われるのです。百六十カ国を中心として百六十家庭 が一つになることによって入籍時代となるのです。今、皆さんが生まれたとすれば出生届けをしなけ ればならないし、結婚すれば婚姻届けをしなければならないし、死ねば死亡届けをしなければならな いのと同様です。国ができれば、憲法を中心に、戸籍であるとか、それに関する体系によって管理す る基本法ができなければなりません。その国に入籍するためには、百六十家庭が完全に一つになって 入籍しなければならないのです。  入籍するとき、母国語を知らなければ入籍できません。言葉と文化と生活環境が完全に真の父母の ものでなければなりません。真の御父母様の文化圏を相続して心情文化世界を代表した、そのような 家庭とならなければ、天国に入籍できる資格が剥奪されるのです。  天国の法を守って、天国の王宮法を尊重視することができなければなりません。今後、南北が統一 された世界、そのすべてに対して備えなければなりません。その訓練が残っています。その時に、誰 でも入れるのではありません。入籍時代が来るのです。その時は、大学を卒業して、博士になって、 大学の先生になることよりも難しいのです。自分の一代に一族の歴史をすべて編成して、それにパス しなければなりません。霊界、肉界から鑑定を受けて選出されるのです。  そのように考えると、皆さんは、先生が今まで四十五年間指示してきたすべてのことにおいて合格 ですか、不合格ですか。何分の一合格したかが審判の条件になるのです。これは脅迫ではありません。 見ていてください。私の命令は、私がすべて勝利した条件を立てた上で命令していることなので、天 国の訓示第一条の条件として、法的条件として残っているのです。それについての問答がなされるの です。  憲法を作って法律を発表したのに、その法に引っ掛かるならば監獄行きなのです。「知りませんで した」という弁明は通じません。そのように考えている女性は今、悔い改めなければなりません。絶 対に隠れて生きてはなりません。警告します。男性よりも女性に責任があります。男性は女性の言う ことを聞くものです。どういうことか分かりますね。  日帝時代にサタンが先に創氏改名する運動をして、私たち民族を教育しました。ですから今、姓を 変えることが難しいでしょうか。日帝時代にも変えたのですから。そうではありませんか。私は、姓 を変えるために来た人物です。族譜を掘り起こすために来たのです。気分が悪いですか、良いですか。 僕の族譜を掘り起こして、王宮の宮女、王子の族譜に入籍させてあげようとしているのに、嫌だとい う人がいますか。嫌ならばやめてください。そのような人は滅びるべきです。ですから、喜ばざるを 得ないのです。  アダム一代から族譜ができていません。初めて族譜編成がなされるのです。家庭を中心とする入籍 時代が来ます。そのような恐ろしく、驚くべき時代が来るということを知らなければなりません。 4.民族大移動時代が来る  氏族的メシヤとして入籍したときには、韓国語を知らなければ御父母様の近くに行って立つことが できません。遠からず、そのような時が来るのです。入籍は、超国家的、超民族的にしなければなり ません。民族大移動の時が来るのです。ですから民族的メシヤの活動を急いでしなければなりません。 この世は、何でも先生の言ったとおりになります。そうなるようになっているのです。  今後、入籍する順序を中心として、民族大移動が起こるのです。統一教会に反対する人は今後、荷 物をまとめなければなりません。スターリンはサタン側の再臨主の象徴なので、韓国の民族を死ねと ばかりに中央ロシアの砂漠地帯に連れていって捨てましたが、死にませんでした。韓国民族は、とて も忍耐力のある民族です。団結して生き残りました。その時のように大移動するのです。その時は、 強制的に移動させられましたが、今は、志願して移動せざるを得ないのです。  原理原則がそうですから、天国に行くといって自分たちが良い暮らしのできる所に行くことができ るでしょうか。そうではありません。地上天国が顕現するときには、大移動が起こります。先に入籍 した順番のとおりに、先生の側近となり、ずらりと並ぶのです。大韓民国で反対する人は、追い出す のです。荷物をまとめるのです。 95
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭  イエス様は結婚できなかったので、祝福を受けた人は、イエス様よりも上の立場に立つのです。で すから氏族が反対することなく、先生を歓迎する時代が来たのです。氏族的メシヤとして百六十家庭 を糾合するのは、たやすいことでしょう。問題ないのです。早くそれをしなければなりません。それ をしなければ、皆さんは一人残らず追い出されます。  世界の人が行列をつくって来て、みな入籍するようになって、入籍する数が四千万を超えるとき、 皆さんがそこから外れたならば、荷物をまとめて南米に、アフリカに行かなければならないのです。 嫌でもそのような時が来るのです。大移動時代が来るのです。  ここに来た人たちは、「そんなはずはない」と言うかもしれません。そのような人は、見ていてく ださい。今に、荷物をまとめて遠い南洋に追い出されるのです。世界の七千万人以上の統一教会のメ ンバーが、入籍して入ってくるのです。すべて韓国に入籍してくるのです。それを知らない人はみな、 荷物をまとめて退くようになります。大移動が起こるのです。民族大移動が起こるのです。起こらざ るを得ないのです。  そのような困難な世界を知っているので、皆さんを集めて深刻にみ言を伝授してあげているのです から、よく聞いてください。ここに来ていた人が死んでから「どうしてあの時はっきりと言ってくれ なかったのか」と言ったときに、私が引っ掛かることのないように、はっきりと語ってあげるのです。  国があって初めて入籍がなされます。出生届け、婚姻届け、死亡届けをするのです。私たち統一教 会の多くの家庭が祝福を受けましたが、今は誰も手続きすることができません。手続ができないので す。国がないがゆえに、みな新しく登録しなければならないのです。ですから大移動が起こるのです。 北極の人が南極に、南極から北極に行くのです。今後、手続きをする順によって支派が異なってくる のです。大移動が起こるのです。 三 四位基台入籍続一祝福 1.三時代大転換一体圏統一祝福式  地上では真の父母によって祝福を受け、天上では興進君によって祝福を受けたのですが、父と息子 が霊界と肉界に別れて祝福したものを一つにしなければなりません。地上の御父母様を中心に、息子 が霊界でしたことを地上に下ろして、御父母様から皆さんが祝福を受けた基盤と霊界で祝福を受けた 基盤を連結させて一つにし、御父母様が地上で息子、娘を祝福する代わりに、霊界が天使長の立場で 完成できる祝福基準の前に順応しなければならないのです。それゆえ興進君が地上に降りてきて、父 と息子が一つとなった立場で一つの条件を立てて、御父母様がなしたことをすべて興進君も共になし たといえる価値を認めるのです。  八十の老人が世界を回って祝福する時代は過ぎ去りました。皆さんが御父母様の代わりに、興進君 も霊界で御父母様の代わりに祝福する時代を設定するのです。そのためには私が地上にいる父の立場 で、息子である霊界の興進君に祝福する権限を伝授し、霊界で祝福してきたすべての基盤も、先生が 行って祝福した基準と同等の価値を設定したのです。  平面において、お父様の前に息子を立たせて祝福した、すなわちお父様が天上世界、霊界の息子の 所に行って祝福したのと同じ価値あるものとして、統一された祝福家庭として意味をもたせるために、 お父様が息子に祝福の権限を相続してあげるのだということを知らなければなりません。  父親が霊界に行けば、兄になります。また、息子は、弟になるのです。ですから天の父、父親の呼 ぶ天の父も、息子の呼ぶ天の父も同じなのです。神様の前では、みな息子になるのです。ですから、 同じ息子といっても、父親が先なので、横的な面においては兄の立場を代表するのです。  ですから、御父母様が御父母様の立場を完成したということは、息子の立場の完成を、霊界でも地 上でも同じ価値的内容を伝授し、一体化させるというようなことをするのです。御父母様が、霊界の 長子である興進君を呼んで、このように祝福された家庭を立て、一緒に統一的宣言をすることによっ て、先生が祝福をしてあげるのではなく、今後は興進君が祝福をするのですが、興進君がいなければ、 顕進君がお父様の代わりに祝福することのできる時代になるのです。  三代の息子、娘、祝福を受けた家庭は、絶対に堕落してはいけません。堕落したならばどういうこ とになるかというと、今までのように真の父母が来て救うことのできる道理の時代は過ぎ去るのです。 血統が異なったのを完全に転換し、三時代の先祖を代表した王権を受け継いで、祝福することのでき る大将となった夫婦の血統は、千年、万年たっても汚されてはならないのです。血統の汚れたものを 受けてはならないのです。純潔を守らなければなりません。分かりましたか。それをよくよく知らな ければなりません。  深刻です。「真の父母の名によって許してください」と、許しを請うことはできないのです。自分 の先祖と自分の愛する兄弟を犠牲にしなければ、救う道がありません。それでもその血統はきれいな 血統ではないので、剥ぎ取ってしまわなければならないのです。純潔な血統を残さなければなりませ 96
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 ん。深刻なのです。  三代圏内にある祝福家庭は、どんなことがあっても、堕落の悲しさを味わうような血族になっては ならないことを警告します。  入籍特別修練会を通じて、女性が入籍することによって、息子、娘に責任をもち、母と息子、娘が 一つとなって父を完全に悔い改めさせて、堕落していない父母の立場に立てることによって、来たる べき真の父母のあとに従って、神様を玉座にお迎えし、天宙のすべてを喜びの心をもって旧約時代、 新約時代、成約時代、万物と息子、娘と自分たち夫婦をすべて捧げる立場に立たなければならないの です。  愛の実権を再び相続したその立場が故郷の地への出発の場であり、祖国光復の出発の場なので、今 後、全体的歴史時代で願ってきた、祝福家庭がなせなかったすべてを蕩減してこそ、南北統一のこの 混乱時代に責任をもって、私たちの手で祖国光復することによって祖国を建てるのであり、本郷の地 を求める厳粛な課題に出征した兵士の母であり、息子、娘であるので、天地全体が協力して、一方通 行で、勝利に向かって一歩一歩前進するための出征命令であることを知らなければなりません。  兵士となって、天の威信と伝統に汚点を残すような家庭、一世、二世、三世となるのではなく、霊 界の先祖の前に恥じることのない、誇らしい家庭となることを天地父母は願いながら、祝福された長 男興進君、顕進君、一族全体を合わせて願いますので、その目的達成のために、一寸の狂いもなく一 体理想を完成させ、天地の勝利的王子、王女となることを願います。アーメン!  地上世界の真の父母の勝利圏、天上世界の長子圏を代表した興進君を中心とした勝利の伝統によっ て、一体的理想で伝授したことを宣布いたしますので、天地の存在は感謝の心で永遠不変の愛の国と、 愛の地上天国、天上天国を抱いて、ありったけの精誠、忠誠をもって、孝子、孝女、烈女、聖人の道 理、聖者の道理を果たします。お誓いします。アーメン! お誓いします。アーメン! お誓いしま す。アーメン! 2.四位基台入籍  家庭的基盤でなければ入籍することはできません。真の父母というのは、家庭を中心として祝福の 基盤を代表した世界的家庭なので、それと相対圏をなして入籍しなければなりません。家庭的出生を 届け出なければならないのです。真の父母のみ名を中心に、神様のみ旨の平和郷ができ、統一圏がで きるそこにおいて、家庭的に入籍するならば、国家が一瞬のうちに帰ることができるということです。  アダムとエバが家庭的に堕落することによって、サタンにすべてを入籍したのと同じように、今度 は皆さんの家庭を中心として皆さんの国と全体が入って、天に入籍して戻ってこなければならないの です。これは原理です。堕落するときに、家庭を中心として堕落しました。ですから、それを蕩減し なければなりません。この原理があるので、この世界の大統領がいれば、その世界を引き連れて天に 登録しなければなりません。登録したならば全体が、その国全体が救われるのです。  皆さんは、家庭を中心に入籍しなければなりません。ところが皆さん、まだ入籍していませんね。 今後、恐ろしい時が来るのです。それに関しては具体的に説明しません。もしも引っ掛かるようなこ とがあれば、切ってしまわなければなりません。それが正に原理の法度なのです。  皆さんは、天を愛するように父母を愛さなければならないのであり、天と父母を愛するように兄弟 を愛さなければなりません。自分の家庭と兄弟を愛するように万民を愛する人は、天国の民としての 資格をもつ者として登場することができるのです。入籍できるということです。  潮が満ちてくるときは、初めはとても早く満ちてきます。どんなに早いことでしょうか。ところが、 満潮となって交代するときは、一分以内に代わるのです。恵みの圏内で一分間だけ水平となって同じ 立場に立てるということです。ですから、統一教会の熱心な青年たちが、サタン世界の人と同じ祝福 の位置に立って、五十億人類が一朝一夕に、すべて統一されるのです。それで数万代が横的に連結さ れるのです。それから国家編成をするのです。国家というものを編成するときに、再び先祖として登 場するのです。  これからは、祝福を受けたならば、一族に責任をもたなければなりません。押されてでも、強制的 にでも祝福を受けたならば、天国に入籍するチケットをもらうのです。 3.入籍家庭に対する真の御父母様の訓示 97
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 ①純潔な血統を死守せよ ②一心定着 ③子女に対する真の愛の実践教育 ④国境撤廃と交差結婚 ⑤祖国光復と天国創建 ⑥訓読経、原理暗記 ⑦家庭盟誓の実現化 ⑧正午定着 4.祝福家庭婦人動員と祖国光復  今後、皆さんの一族がすべて天に入籍しなければなりません。今回動かなければ、入籍できないの です。ですから祝福を受けた家庭を動員しなければなりません。しなくてもよいでしょうか。既成家 庭はどうでしょうか。既成家庭の皆さんが、「既成家庭は動員しよう」と言うならするし、しないと いうならしないで、自由です。また、皆さん以外の人も、しようというならして、しないというなら しないで……。我先に動員しようとするというのです。今、そのような時が来たのです。  母を通して母の伝統を受け継ぎ、父母の伝統を受け継いで代表してきたのが長子であり、長子権と 長子の伝統まで受け継いだのが次子なのです。ですから、父の命令に母が絶対服従して、母の命令に 長男が絶対服従して、長男の命令に弟が絶対服従しなければならないのです。そのような家庭になら なければ、神様に仕える家庭になることができないというのが、原理的総観です。  先生は、天の心情をあまりにもよく知っているので、誰かが一言でも語るならば、痛哭するのです。 天下を統治し万国を治めるべき神様が、主権者の中の主権者となって、万世の大王のあらゆる権威を もって、万民を父子の関係の世界として統治しようという理想が蹂躙されたという事実、それが恨な のです。この時点から私たちが立ち上がって、悪なる権勢をすべて破り、天の願ってきた主権を立て ることのできる栄光の一日が、私たちの目前に迫っているのです。  私たちが神様を中心とした自主的な国で生きることのできる希望の一日は、何ものにも換えること のできない価値ある時間なのです。霊界に行った人の中に、神様を中心とした国家圏内で生きた人は いません。先生は、それを知っています。私は、統一教会のメンバーを苦労させましたが、国を建て て摂理的国家圏で国をもった主権者の前に国民として堂々と生きてきたという、本然の人間像をもて るという事実が、どんなに権威あることかというのです。先生は一生の間、それを標準として生きて きました。  今まで先生は、多くの人に苦労させましたが、その国の国民のために主権者としての神様に仕え、 その心情を注いで、一生涯をそっくりそのまま捧げることのできる栄光の日のために闘ってきたので す。  私たちが復帰すべき祖国というのは、今日この地上にあるような歴史と伝統をもった国ではありま せん。そのような国とは本質的に次元が異なるのです。私たちが次元の異なるその国を受け継ぐには、 そのための思想的な主体性をもった国民にならなければなりません。  ところで、その主体的な思想というのは、絶対者である創造主がいるとするならば、その創造主の 思想と一致する思想でなければなりません。絶対者の願う国が存在するためには、その国の主権を中 心として、その国の国民に一致することのできる国になることを願わなければならないのです。その ような国民性をもって国家形態を備えなければならないのです。その形態を保存することのできる資 格をもつ人になれなかったので、その国は形成されなかったのです。  今私たちが生きている世の中に、祖国がどれほど多くあることでしょうか。大韓民国の人は、大韓 民国を「祖国だ」と言いますね。北朝鮮の人は金日成を中心として北朝鮮を「祖国だ」と言います。 日本人は日本が「祖国だ」と言い、中国人は中国が「祖国だ」と言います。多くの民族が、根源的な 国家や先祖を中心として民族を形成したならば、それを中心として「祖国」と言うのです。しかし本 来、人間世界の祖国は、何百、何千もありません。本来の祖国は、一つです。一つでなければなりま せん。  私たちの祖国は、一つの国です。一つの国の中にある故郷を求めていくのです。「神様が共にい らっしゃる故郷、神様が共にいらっしゃる祖国、神様の名をもった祖国だ」と言うことのできる国が ないのです。それはモスクワでもワシントンD・Cでもありません。ないのです。そのような祖国と、 私たちの故郷の地を創建することのできる宝物を探そうというのです。 98
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭  先生は、横になりながらも、いつもそのようなことを考えました。ここは父の国の家ではないので、 愛着がないのです。ここに愛着をもって、良い暮らしをしたり子を生んだりするのは、仕方なくして いることなのです。神様と霊界の霊人が祖国の統一を、どれほど待ち望んできたことでしょうか。ど んなに待ちわびてきたことでしょうか。「たとえ自分は地獄で生きたとしても、天上の低い所にいた としても、私たちの祖国が早くできてほしい」と願うのではないでしょうか。その祖国が顕現すると き、自分たちが解放されるのです。ですから特使を遣わさなければならないのです。私は、監獄でも そのようなことをしてきました。門を開け放ったのです。肉界、霊界すべてにハイウェイをつくった のです。  ですから、霊界がすべて御父母様に対して、そのような方向に、一つの国へと進軍するのです。そ のように願っているのです。霊界が地上のために、真の御父母様がうまくいくように祈っているので す。それを知らなければなりません。地上の真の御父母様、どうかよく闘って霊界の恨を解いてくだ さい。神様の願っていらっしゃるのがそのようなことではないでしょうか。皆さんは、これまで神様 の国で生まれて暮らすことができず、この地のサタン世界で生きてきた期間が長いということを、恥 ずかしく思わなければなりません。 四 入籍時代と私たちの責任 1.入籍と真の御父母様の恵み  今日の人類は、サタンの血統を受けています。ですから悔い改めなければなりません。天地の大主 人の前に顔を上げることのできないほど、恥ずべき内容があるのです。しりまで隠して岩の後ろに隠 れて、神様と呼ぶことのできない恥ずかしい子であることを知らなければなりません。愛の怨讐の血 を受けたのです。ですから、涙と鼻水を流してはいつくばり、命を失ったとしても「罰を受けて当た り前だ」と言うことができなければなりません。死んで埋葬された自分であるということを知らずに 生きる、かわいそうな人たちなのです。  誰も知らないこの道を探すために、私がどれほど大変だったか分かりません。人生問題の根本を解 明しなければ、解決することができないということを知ったとき、暗中模索していた若い時の苦痛は、 皆さんには分からないでしょう。しかし、それを可能にする組織をつくって、言葉だけでなく実戦の 途上において、それが証明された世界の版図をすべて備えました。今や誰でも走ってきて旗を受け 取って後ろを向きさえすれば、天国に入ることができる時代が来たのです。  自分自身がどれほど汚れた姿で悪臭を放ち、統一教会を汚し、サタンの舞台をつくってきたかを考 えてみてください。それを考えれば、神様の前で体を伸ばして座っていることはできないのです。答 えてみてください。それができますか。解放されて長子権を相続し、王権を相続することのできる自 然な神様の愛圈と血統圏が中心となっている人ならば、それが可能かもしれませんが、皆さんは、そ のような人になっていますか。腐って、いつ落ちるか分からないこの者たちが、自慢しているのです。  皆さんには何の資格がありますか。祝福を受ける資格があるでしょうか。祝福を受けようとここに 来て座っているのですが、皆さんが統一教会に入ってから何年かの間にしたことは何でしょうか。祝 福というのは、そのようにただ来て座っていれば受けられるというものではありません。千年の功を 尽くし、万年の功を尽くしてから、その子孫が来て厳粛に千万回の謝礼を捧げながら、そして天上世 界と地上世界の万民が仰ぎ見て、その日の栄光を称賛する中で、祝福を受けるべきなのです。果たし て皆さんに、それができるでしょうか。  死んでみれば分かります。文総裁の言っていることがうそかどうか。私の言っていることがうそか どうか、今すぐにでもこの場で一度死んでみてはどうですか。霊界の度数に合った道理を教えてあげ たということを知って、その教えどおりに行かなければなりません。いずれにせよ一度は行かなけれ ばならない道です。  文総裁の教えを受けなければ、その峠を越えることはできません。案内者がいないのです。ですか ら、天は今日この滅びゆく世の中で私たちのような者を立てて、キリスト教が生きる道、自由世界、 民主世界が生きる道を教えてくれるのです。今日ここで名実共に真の父母の論理が出てくるのです。  「先生に似なさい」というのは良い言葉でしょうか、悪い言葉でしょうか。築かれてきた福をその まま引き継がせてあげようというのです。先生が大きな峠を越えたとすれば、それを中心に同じ形を つくりなさいということです。そうすれば、その垂直線は同じなのです。  これからは、皆さん全員が絶対愛、絶対服従する立場に立たなければなりません。エデンにある家 庭には自己所有権はありません。神様と神様の絶対愛と血統が一つとなった立場に立った真の息子、 娘になりさえすれば、宇宙のすべてが私のものになるのです。愛によって一つになれば、自分のもの になるのです。 99
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 2.家庭の伝統を立てよう  天国の皇族圏を編成していく時代です。このどうしようもない野良犬のような者たち、今後ブル ドーザーで押し倒してしまう日が来るのです。私の教えるすべての原理のみ言、教えるすべてのこと を中心として、世界へ出ていくとき、この世界の伝統をせき止めることのできる韓国人がいるはずは なく、この世界の伝統をせき止める統一教会があるはずはありません。根を抜かなければなりません。 目をつぶって断行しなければなりません。天国の伝統を立てるために刀を当てるときは、刀を当てる 腹がなければなりません。  私の目を見てください。とても早く話しますね。主張の強い人なのです。間違えたならば、許しと いうものはないのです。世界に向かっていく時代を前にして、そのような日がやって来るということ を考えるとき、これからは厳粛に過去をもう一度悔い改めながら、自分の一身を整え、一家庭を整え なければなりません。  これからは、世界がすべて入籍しなければなりません。十二支派を中心に、入籍するときは、皆さ んの一生、統一教会に来てから今までのすべてを一つ一つ記録しなければなりません。教会からふろ しき一枚でも持っていったとするならば、それをすべて記録しなければなりません。それが霊界で記 録されたコンピューターの記録と合っていなければ、皆さんは入ることができません。正直にすべて 自述書を書いていかなければなりません。そのように、一度清算して越えていくべき時が来るのです。  ですから、皆さんの祝福も、教会祝福、南北を統一したあとの祝福、世界を統一したあとの祝福が あるのです。そのようなものなのです。短期間内に南北統一の時代が来ることを願わなければなりま せん。世界を越えて皆さんが祝福を受けて行ってこそ、天国に入るのであって、そうでなければ霊界 に行ってとどまるのです。  人間の価値的結論は、二つではありません。一つです。その価値的結論の中心とは何でしょうか。 真の愛です。真の愛とは何でしょうか。真の愛の定義さえ下せずにいます。統一教会の思想は、愛を 中心とした唯一の世界観です。個人はこう行くべきであり、家庭はこう行くべきであり、氏族はこう 行くべきだということがはっきりと示されています。その法度は、レバレンド・ムーンの構想ではあ りません。天国の法度の反映体なのです。そうしなければ、霊界に行って入籍できないのです。  理論的に考えるならば、み旨に関して説明することはなくなりました。すべて終わったのです。こ れからは、紙切れを持って越えていく時です。ですから、神様と真の父母から歴史が始まり、今後、 入籍時代が来るのです。ですから皆さんが入籍するのです。神様の息子、娘としてみな神様のように、 真の父母のようになったでしょうか。言葉で言うのは簡単です。寝ても覚めてもこれを考えなければ なりません。食べている時も寝る時も、どこへ行ってもこれを考えなければなりません。そのために は、祖国で暮らしてから行かなければなりません。  人間の堕落によって、あってはならない内容が、天の道に反対する内容が、今日の人間世界に満ち ているのです。これを払いのけなければなりません。これを裂いてしまわなければなりません。それ は言葉だけではできません。サタンの愛を中心に、サタンの生命、サタンの血統につながって、すべ ての民族が歩んできた歴史的文化背景が、異なる習慣性、あるいは風習が各種各様に満ちているので、 そのままでは除去できないのです。  ですから聖書に、「自分の命を失おうとする者は生きる」とあるのです。それで逆説的な論理が成 立するのです。命を失おうとしてこそ生きるのです。自分の命を投入しなければならないのです。で すから、すべてのものを漂白して洗濯し、言い換えれば、蕩減して復帰しなければならないのです。 そのような過程が絶対に必要なのです。それをせずに、堕落世界で所有していた習慣性や罪悪性が 残っている限り、天との関係を結ぶことはできないのです。  救いの道というのは、皆さんが今まで生きてきた、そのままの習慣的生活を通して得ることのでき るものではありません。完全に蕩減の道を行かなければならないのです。救いの摂理は復帰摂理であ り、復帰摂理は再創造摂理です。ですから、再創造されるためには、堕落する前のものと同じように、 本然の位置、ゼロの位置に戻らなければならないのです。そこには意識もなく、習慣もなく、今の自 分の金や李という姓もないのです。そのようなゼロの位置に戻らなければなりません。天の創造本然 の基準を考えるならば、造られたすべての万物は、ゼロから出発したのです。  統一教会のメンバーは、絶対に自分勝手に生きることはできません。自分の心をだますことができ ますか。自分の心を偽ることができない限り、天国の戸籍を偽ることはできません。すべてのことが 籍に入るのです。私がこの手を挙げたとすれば、それがビデオ・テープにすべて記録されていますね。 人間の世界でもそのように記録されるのですから、天国に記録されないはずはありません。祝福を受 けたある夫婦について、ボタンを押しさえすれば、幼い時から、その先祖の時からすべて現れるので す。あっという間に出るのです。時間はかかりません。ここでは時間という概念がありますが、天国 100
・ 『天聖経』 第九章 祝福家庭 はあっという間なのです。  女性が家柄の高い名家に嫁入りしたならば、いくら美人だとしても、その家の法度に従わなければ なりません。法度に従えなければ追放されるのです。ですから、どんなに大変でしょうか。生活が合 わず、習慣も合わず、風習が通じなければつらいのです。規則だらけの行路に従って愛し、それに拍 子を合わせることは、容易ではありません。難しいのです。拍子を合わせられなければ、追い出され るのです。  アダムとエバが絶対信仰、絶対愛、絶対服従の基準を失って偽りの結婚して、神の血統を失い、所 有権を覆し、一族を滅ぼしたので、ここで絶対血統復帰をしなければならないのです。真の父母の純 潔な血統を永遠に自分の子孫に残すことができるように守らなければなりません。アダムとエバは、 それができずに結婚したのです。私たちは、それを守って結婚し、絶対血統、絶対所有権、絶対心情 圏を復帰しなければならないのです。それを標語とするのです。三大標語です。 101


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