みんなで天国に入りましょう




人は自分勝手なものさしで、他人を判断し価値を定め、しばし
ば批判もします。しかし、そこに人生の罠があることを知らず
にいるのです。

神様の目から見ると、このような人間の姿は、次のような話に
例えることができます。

事故で、乗客を乗せたジャンボ機が地上に向かってまっさかさ
まに落ちていく光景を考えてみてください。

その時、乗客は一人残らず、どうしたら助かるかと真剣に考えるでし
ょうし、そのためならお互いどんな協力でも惜しまないと思うでしょう。
そんな時、誰は気に食わないとか、誰はおかしいとかお互いさば
きあっている人がいるでしょうか?そんな人がいないのは喧嘩
をしている場合ではないからです。

事故とは、人類始祖アダムとエバの堕落を意味します。神様の
まえに罪を犯したことによって、神の愛と生命から離れ、救い
を受けなければ地獄へまっさかさまに落ちていくのが人間であ
ると聖書は教えています。

このことは「原罪」ということを教えてくれています。どんな
人格者であろうと、無邪気な赤ちゃんであろうとも、「落下し
つつある人類の中の一人」であるという意味で、神の前に「原
罪」を持っているのです。

さて、人間が争い、憎しみ合い、犯罪も絶えないのはなぜでし
ょう。他人を心から許せないのはなぜでしょう。それは、神様
の愛と生命と血統から離れてしまっているという深刻な存在で
あることを知らないからです。

悪魔(サタン)の作戦は、人の心を小さくしたり欲望を刺激し
たりして、人間の本質に目隠しをすることです。そして「落下
中」であることを知らずに、あるいは忘れて人と人はさばき合
っているのです。そんなことをしている場合ではないのに…で
す。さばけるとしたらそれは神のみです。

赦せない関係があるなら、悔い改めましょう。過去を忘れて赦
し合いましょう。共に天国に入れるように助け合いましょう。